自分に言い聞かせる言葉

皆さまこんにちは!
優輝です。


以前から知ってはいたのですが、その時はあまりピンと来なかった言葉が、最近妙に腑に落ちてきたというか、自分にとって大事なことに気が付いた、そんな言葉があります。。


マルクス・アウレリウスの「自省録」の中の一節です。

正気に戻って、自分を呼び戻せ。
眠りから目を覚まし、君を悩ませていたのは夢にすぎないと気づいたら、まどろむ前に見ていたように、いま目の前にある現実を冷めた目で見つめる事だ。

超訳 自省録 エッセンシャル版「マルクス・アウレリウス」

というものです。


数年前にこれを読んだときは、意味が分かるような分からないような・・・という感じでいつの間にか忘れていたのですが、久しぶりに読んで、あー!そういう意味だったのか!!という気づきがありました。


そして、これは今の私にとって重要なメッセージであり、自分を奮起させるための魔法の言葉にもなりそうだ、、と感じました。



正気に戻って・・・というくだりは、今の時点で正気ではない。という前提がもとになっています。

親や教師、立場の上の人からのすり込み、思い込み、今まで積み上げてきた様々な観念など・・・それを疑ってみなさい、と言われているように感じました。


親や教師から注意されたりアドバイスをされてやらなくなったこと、諦めたこと・・・それらは本当にやらないほうが良かったことなのか?
・危ないからやめなさいと言われたこと・・・
・恥ずかしいからやめなさいと言われたこと・・・
・みっともないからやってはダメと言われたこと・・・
・あなたのために言っている、親の言う事を聞いていたら間違いないと言われて諦めたこと・・・


今までみんながやるから、常識だからと言って当たり前に行って来たことは、本当に大事なことだったのか?
・なんでか分からないけど、これが正しいと言われたからやっている
・みんなと同じでないといけないからやっている
・やらないと怒られた、やらないと変な目で見られる、変わった人だと思われちゃう・・・


などなど・・・
自分の頭で考えて下したというより、そういわれたから、そういうものだから・・・という前提でやっていたり、やらなかったりしていることが今までの人生でどれだけあったことか?


そして、そういうスタンスで生きてきて、今どうなっているか?というと、、、

何かものを買うのにレビューを参考にしますよね、、、レビューって、人それぞれの判断基準、感覚、環境、状況・・・様々な外的要因が反映されていると思うのですが、全てをこのレビューから汲み取って買う買わないと判断しているという事。

自分ではこれいいと思うんだけど、レビューで読んだらなんかいまいちそうだな。
他にいいビューないかな?・・・レビューをひたすら見ていきます。

そして、レビューに翻弄されて、迷って迷って最後はよくわからなくなってしまう・・・みたいなことってありませんか?
私はこれがすごく多い 苦笑

そんなときは自分の直感には完全に蓋がされてしまっています。


レビューに限らず、人を判断するのも、直接その人を見て接して関わったわけでもないのに、人のうわさを真に受けて色眼鏡を通して見てしまったり、きっとこういう人だ!って決めつけてしまっていたり・・・



そして、
まどろむ前に見ていたように、いま目の前の現実を冷めた目で見つめることだ
思い込みやすり込み、観念をはぎ取って、自分の目、心、感覚、思考・・・全部を使ってちゃんと判断すること。


それは、つまり、今目の前の現実としっかりと向き合う(対峙する)ということ。
だれだれが言っていたからと鵜呑みにしたり、こういうものだからといって考えること放棄した状態=思考停止にならないということ。


そうすることで、「現実に強く、柔軟に対応していける」ようになる。
この世界を「自分事」として、生きていきなさいよ。というメッセージとしてわたしは受け取りました。



この言葉を言う事で、ついついしぼんでしまいがちな「勇気」を奮い立たせることが出来る気がしました。
弱気になって怖くなった時、これって本当にそんなに重大なことなの?
本当に、そんなに怖い事なのかな?
本当に、私には無理なのかな?(昔無理と言われてそう信じていたけど)
・・そうやって自分自身に「問う」ことで、いやいや、冷静に見たらたいしたことないじゃん、私にだってできるかもしれない、、、、、と力が湧いてくるようです。




今日はこの辺で・・・
最後までお読みいただきありがとうございました。
感謝☆を込めて







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Posted by 優輝